当面は仕事と育児の両立ネタが中心の予定。。。

「バカ」

スーツ出勤3日目。

今日はスーツカンパニーで買った、ネイビーの安スーツに、パターンオーダーで作ったピンホールカラーのシャツ、レッドのソリッドタイ。このスーツ、安物ではあるけど、サイズが良くて気に入っている。

ツープライスのスーツショップって、かつては質的にアレな製品が多かった気がしますが、最近はディテールもよくなり、それなりに見た目のよい生地も選べるようになりました。一番の長所はサイズフィットの細かさで、その利を活かしてぴったりしたサイズを選べば、吊るしの服としてはかなりの実力を持っている、と私は思っています。「プレタポルテの中での高級ブランド」を自認するようなお店でも、スーツのサイズはSMLの3つしかない、みたいなお店も結構あるでしょ?

時計は昨日に引き続き、グランドセイコーの自動巻。

今日は仕事で少し重要な会議がありましたが、自分が担当するプレゼンも恙無く終わり、少し肩の荷がおりました。明日もまた同じ説明をするので、もう1日頑張ります。

9時前に仕事を上がり、夕食はファミレスでハンバーグを食べてしまう……。不健康メニュー

夕飯時のリストショットです。

<今日のニュース>

さて、今日のニュースを幾つか。

巨人・原新監督に黒い交際疑惑過去に暴力団へ1億円支払い報道も – Business Journal

なんか、かなり前から度々出てくる感じですよね、この話。笑
由伸監督は、監督としてはちょっと影が薄かった感じがしますね。選手としては好きだったのですが。実績もあり、「手っ取り早く結果を出す」という意味で最も堅い候補が原さんだ、っていうのは全くそうだと思うのだけど、中長期を見据えた人材ということを考えると、ここで原さんの再登板は本当にあるのかね?

柴山発言、どこが「バカ」か(阿比留瑠比の極言御免) – 産経ニュース

お次は私の好物、産経新聞きっての「保守論客(笑)」・阿比留瑠比氏のコラム。今日も相変わらず見応えのある仕上がりです。

まぁ確かに、人を「バカ」などと罵るのが議員としての品位に悖るというのには一理ある。でもねぇ、やっぱりバカはバカとしか言いようがないと思いますよ私は。誰がバカかは今は措くとして。

まず、細かいところからツッコミを入れていきましょう。
柴山氏の発言を正当化する議論のつもりで、彼は前川元事務次官の発言を持ち出す:

また、現在は安倍政権を激しく批判している前川喜平元文科事務次官も、初等中等教育局長当時の26年4月の参院文教科学委員会でこう答弁している。

「教育勅語の中には今日でも通用するような内容も含まれており、これらの点に着目して活用することは考えられる」

上の部分、全体の文脈としては「過去の政府答弁と整合している」ということが言いたいようなのだが、でもここで「現在は安倍政権を激しく批判している前川元事務次官」とか、それをいちいち言うことに何の意味があります?、っていうね笑。

人と人の意見のぶつかり合いっていうのは、同じ相手の言うことであっても、賛成できることには賛成できるし、賛成できないことは賛成しない。それが普通です。要するに、「反安倍の人がこう言っていた」なんてことは免罪符でも何でもないはずなのに、何で鬼の首を取ったように「安倍を批判する前川が〜」とか言ってるの?、っていう。まるで世の中の全てが親安倍派と反安倍派に分かれ、反安倍派は安倍さんのやることなすこと全てを批判しなければならないのかのような口ぶり。
まぁ、彼の「ワールド」の中ではそうなのかもしれないですけれど。でもそれって、レベルとしては小中学生ぐらいのキッズウォーの世界ですよね??

さらに読み進めると、矛先は再び柴山氏を批判していた共産党議員に向かい、さらには他の共産党議員に対する批判となっていくのですが、言っている内容は結構どうでも良く、しかも発端である柴山氏の発言や教育勅語の話などとは一切関係のない、「えっこれ単なる野党に対する中傷??」としか読みようがないような内容になっていきます。
いやいや、ここでは柴山さんへの批判に対する具体的な再批判をして、柴山擁護論を展開しないと、どう読んだらいいのか分からなくなっちゃうでしょ、っていうね。読み手にそんなことまで考えさせるなよ、と言いたい。

こんな点も含めて、内容的には総じて「ジャーナリズム」や「評論」の体は到底なしておらず、ネトウヨの妄想とか「ポエム」ぐらいのレベルですよね。ただ個人的には、ウケるので読み物としては結構好きなんだけどね、笑

閑話休題。
この10年〜15年ほどの間は特に、「教育勅語」や「家制度」、「昔ながらの男らしさ・女らしさ」……そういったような戦前の遺物を、「日本の美風」みたいなマジックワードで再び持ち上げようとするような動きが目立つようになりました。日本会議がその代表格だけど、ああいうのは心の底から嘆かわしいですね。ほんとこの国はどうなっちゃうんだろう、と思います。
あんなものは、「日本の美風」でも「日本人の昔ながらの特質」でもなんでもなく、単に権力者が民衆を都合よく支配し、言うことを聞かせるために作り上げたフィクションに過ぎない。封建的因習というのは、みんなおしなべてそういうものであって、そこには洋の東西とか、民族の特質とか、そんなものは関係ない。しかし、為政者はそれをさも尊く美しいもののように仕立て上げ、都合よく利用しようとする。教育勅語だってそうで、要は家族的国家観を民衆支配の道具として利用した、っていうことに過ぎないわけで、そこに「日本人の美風」みたいな幻想を描くのがそもそも間違っている。

安倍さんや、この柴山さんを含む最近の政治家たちがこうやって過去の時代の遺物を美化しようとするのは、ある意味ではとても理にかなっている。彼らは権力を振りかざして「愚民を統治する」身分であり、民衆は無駄な権利意識などを持たず、黙ってお上に従ってくれるのが一番よい。つまり、あんなものは彼らにとっては一種のポジショントークに過ぎない。

そういう彼らの本音を理解せず、美しく聞こえる響きや強そうな言葉に騙されるネトウヨ連中は、単に「支配者の術中にハマっている」だけであり、実に愚かだと思います。

そこのところ、この阿比留さんっていう人は実際のところどうなんでしょうかねぇ? 彼は安倍さんとも仲が良いようなので、プレーンに考えれば、「本音は別にして、権力者たちとつるんでそのポジショントークの一翼を担い、なんらかの形でそのおこぼれにあずかる側の人間」と見るのが一見正しく、そうだとすると情報メディアに携わる人間としては最もタチの悪い部類だ、ということになると思います。しかし、実際のところ私が受けている印象は全く逆です。というのも、彼の書いたものや講演の内容などを見ると、そもそも知性的にアレ過ぎるというか……、とにかく「安倍マンセー度」が強烈過ぎて、ほとんど理屈もへったくれも無い。そんなところを見るにつけ、どうも彼はそこまでの考えがあってあれをやっているわけではなく、要は単に「騙されてウヨってる側の人間」に過ぎないんじゃないか?、という気がしてならないのです。それで「安倍応援団」を気取ってるとすると、もう本物のバカとしか言いようがないですけどね。

……あっごめんなさい、私もつい「バカ」って言葉使っちゃいました笑。

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