当面は仕事と育児の両立ネタが中心の予定。。。

アストロンが近づき、オシアナスが遠くなった

昨日の時計は
一昨日に引き続きEX1。

出勤時刻↑

珍しく早起きして、6時台に出勤しました。海外とテレビ会議があったので……

帰宅時刻↑。

朝にテレビ会議をやり、午後にもう一つ会議をやって業務終了。

やることはけっこう溜まっていたのですが、久しぶりの早起きのせいか?、あんまり集中力が続かず。帰宅して夕飯を食べたら、なんか疲れてしまい、テキストも開かずに寝てしまいました。

<アストロンとオシアナスのニューモデルについて>

さて、今日の記事のタイトルについて。

興味ない人には「何のこっちゃ」っていう話かと思いますが、私がかねがね「そのうち手に入れたい」と思っている腕時計のいちジャンルである、「国産メーカー製のデュアルタイム電波時計」の新製品に関するお話です。

このジャンルで市場を牽引するのは、セイコー、シチズン、カシオの3社が開発にしのぎを削る、GPS電波ソーラータイプの時計です。海外に移動した時に、現地到着時にGPS電波を拾って瞬時に現地のタイムゾーンに合わせることができるので、海外への出張などが多い人に人気のタイプです(安倍首相もセイコーのアストロンを着けてますよね)。

私も「そのうちこういう便利時計を1本買うのはアリだな」と思ってはいるのですが、これまではムーブメントの小型化がなかなか追いついておらず、各社のモデルとも、ケースサイズが45mmほどある。
45mmぐらいになると、「ワイシャツの袖の中には基本的に入らない」というサイズになってくるので、個人的には「オンの日に着ける時計としてはまだ『ナシ』」という印象でした。その上で、「これがオメガの手巻のスピードマスターぐらいのサイズ感になったら、許容範囲に入ってくるので、かなりエポックメイキングなモデルになるなぁ」と思っていたのですが、そんな中、数日前に発表されたのが、セイコー・アストロンの新型モデルです。

セイコー・アストロン 5Xシリーズ

新型モデルは、タイムゾーンの修正がより高速になるなど、高性能化が図られているのですが、個人的に一番重要と思っているのはサイズの小型化ですね。

このモデルのサイズスペックは、ケースの横幅42.9mm、厚み12.2mm。
ケースサイズのスペックについては、「頑張ってギリギリ42mm台に押さえました!」、という感じも伺えて微笑ましい感じがするですが、このサイズ感であれば、私の手持ちのスピードマスタープロフェッショナル(ケースサイズ約42mm、厚み約14mm)と同じような感覚で使えるはず。むしろ、耐磁用の軟鉄インナーケースとゴツいブレスが災いし、重量がかなりあるのがネックのスピマスに対し、チタンケースのこのアストロンは、軽量性には優れるでしょうから、トータルの装着感は遥かに上を行くはずです。

個人的には、あまりデカすぎる時計をビジネスで着けるのは正直無粋だと感じているので、この程度の大きさが、ビジネス用途で使うのにギリギリ許せるサイズ感。本音を言えば、多針モデルとしてはロレックス・デイトナぐらいのサイズ(径40mm)が理想だと思っているのですが、「デカ厚」の時計が流行りだして以降、新しく出てくる多針モデルは42mm以上のサイズの領域がほとんどを占めていることや、このアストロンは海外でも売り出していることなどを踏まえると、おそらく今後技術的にさらなるムーブメントの小型化が可能になったとしても、デュアルタイム表示が可能な多針モデルをこれよりさらに小型の商品にまとめてくる可能性は、あまり高くないのではないか?、と思っています(よりシンプルで小型な3針モデルの展開はありそうですが)。

そう考えると、このニューモデルはある種の「決定版」と考えても良いような気がしています。

まだ写真でしか見てないけど、デザインについては、正直「値段なりの高級感が感じられない」という、従来のアストロンに共通する欠点は踏襲していそうな感じではありますが笑、無駄な装飾が排除されたクリーンな造形で、個人的には「けっこういいじゃん」と思っています。セカンドタイムゾーンの表示がちゃんと12時間制になっており、横に午前と午後を表示する小窓がついている点も、ポイントが高い。

こちらがモデルチェンジ前の現行モデルになりますが、現行モデルは見ての通り、ムーブメントサイズに起因する「ぷっくり感」のあるケースデザインでしたが、新型はラグの立ち上がりがよりブレスと平行に近くなり、よりスマートな造形になっています。

そんなわけで、GPS時計もいよいよ普通のビジネスに使える領域に達してきたな、などと思っていたのですが、示し合わせたように、個人的にこれまで「国産多針デュアルウォッチのベストバイ」と考えていた、カシオのオシアナスのT2600シリーズもモデルチェンジし、「T3000シリーズ」となっています。

カシオ・オシアナス OCW-T3000

写真がそのモデル。こちらはGPSではない、従来タイプの電波ソーラータイプですが、従来モデルからデザインがリニューアルされたほか、ムーブメントも改良され、Bluetoothでスマホのアプリと連動してタイムゾーンが設定できるタイプになりました。

オシアナスにもGPSソーラーモデルがラインナップされていますが、やはり現状でのネックはそのサイズが大きすぎる点で、いずれも概ね45〜46mmを超えるサイズ感です。その点、多針モデルの最廉価を担うこのシリーズは、ケース径42.8mm・厚み10.7mmというサイズ感や、無駄のないシンプルな造形などが好印象で、「確かにGPSは搭載してないけど、現状でこのカテゴリーを買うならこれだな」などと思っていました。

しかし、この新型のT3000シリーズのデザインは正直どうでしょうか?
下の写真が旧型のT2600シリーズですが↓、正直、デザイン的には旧型比で大幅な退歩だなぁ、と感じます。

・インデックスが無駄に大きくなり、さらに各インダイヤルに食い込むようなデザインになり、明らかにバランスが崩れているし、
・ベゼルに追加された数字が明らかに邪魔。ロレックスのエクツーあたりを参考にしてしまった?、と思しきレタリングで、なんか少しイタいような感じもするし、

という印象。デザイン面で唯一「進歩」と言えるところは、デュアルタイムの表示にAM・PMを示す小窓が追加された、という点ですが……、全体としては、旧モデルが持っていたシンプルな造形美が失われてしまった感じがします。

……とまぁ、長い投稿になりましたが、
こんな感じで、最近立て続けに出たモデルチェンジで、アストロンとの心理的な距離感が大幅に縮まり、逆にオシアナスは遠くなってしまったなぁ、という印象です。もっとも、両モデルにはGPS搭載/非搭載という機能面での大きな差があり、価格レンジもだいぶ異なりますので、単純な比較はできませんが。
アストロンについては、価格がまだネックで、定価が税抜き23万円。量販店の価格でも17〜8万円ぐらいは行ってしまうでしょう。

ということで、先ほど述べた通り、「このモデルはそのうち入手してもいいかなぁ」と思っているのですが、まぁその前に、しばらくシッカリ貯金してお金を貯めましょう、という感じです笑。

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